アメリカーノ



アメリカーノ(Americano)とは、冷たいタイプのロングドリンク(ロングカクテル)に分類される、カクテルである。

名称がイタリア語であることからも判るように、イタリアで誕生した。

なお、このカクテルには、大きく分けて2種類のレシピがある。

スイート・ベルモット(イタリアン・ベルモット) を使用する点は共通しているのだが、一方はビター・ベルモット(アマロ・ベルモット)を使い、他方はカンパリを使う。

その内、ビター・ベルモットを使うレシピが正式なものである

つまり、カンパリを使うレシピは、ビター・ベルモットをカンパリで代用したレシピであるということだ。

このように、正式なレシピではワイン系の酒のみを使うカクテルなので、アメリカーノは、ワインをベースとするカクテルだと考えることができる。

なお、食前酒(アペリティフ)に分類されるカクテルであり、食前に飲むのに適するカクテルとされてはいるものの、別に食前以外に飲んではならないという決まりがあるわけではない。

レシピ
以下に、ビター・ベルモットを使うレシピの例と、カンパリを使うレシピの例を紹介する。なお、ビター・ベルモットを使うレシピが正式とされているので、そちらを先に記載する。

レシピその1
ビター・ベルモット = 30ml
スイート・ベルモット = 30ml
炭酸水 = 適量
レモンの果皮 (香り付け用)

作り方
氷を入れたタンブラー(容量240〜300ml)か、オールド・ファッションド・グラス(容量180〜300ml)に、ビター・ベルモットを注ぎ、次にスイート・ベルモット、最後に適量の炭酸水を注ぐことでグラスを満たして、軽くステアする 。

最後に、レモンの果皮より精油を絞りかければ完成である。


備考
レモンは果皮から精油を振り掛けるのではなく、スライスして飾ってしまうこともある。

なお、これは言わずもがなだが、レモンのスライスを飾ることでも、結果的にレモンを香りを付けられるため、スライスしたレモンを飾った時に、さらにレモンは果皮から精油を振り掛けるようなことは、通常行わない。

レモンではなく、スライスしたオレンジを飾ることもある。

レモンもオレンジも、一切使用しないこともある。

蛇足な説明ながら、ドライ・ベルモット(フレンチ・ベルモット)と、ビター・ベルモット(アマロ・ベルモット)は、別な酒であることを断っておく。

ドライ・ベルモットは用いない点に注意。ドライ・ベルモットを用いると、アディントンという全く別のカクテルになってしまう。


レシピその2
カンパリ = 30ml
スイート・ベルモット = 30ml
炭酸水 = 適量
レモンの果皮 (香り付け用)

作り方
氷を入れたタンブラー(容量240〜300ml)か、オールド・ファッションド・グラス(容量180〜300ml)に、カンパリを注ぎ、次にスイート・ベルモット、最後に適量の炭酸水を注ぐことでグラスを満たして、軽くステアする 。

最後に、レモンの果皮より精油を絞りかければ完成である。

備考
レシピその1と同様に、レモンの果皮から精油を絞りかける以外にも、レモンのスライスを飾ったり、オレンジのスライスを飾ることもある。これらは、どれかが選択されたり、または、どれも選択されないこともある。つまり、完全に飲む人の好みによるということ。


提供:フリー百科事典
ウィキペディア(Wikipedia)



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